こんにちは。にしだ歯科医院です。

生後5～6ヶ月ごろには、多くの赤ちゃんに下の前歯が生え始めます。子どもの歯（乳歯）は何歳ごろまでに何本生えるのか、そして何歳までに生えそろえばよいのかを知っておきましょう。

乳歯は全部で何本生えてくる？

乳歯は下の前歯から生え始め、これが「下顎の中切歯」と呼ばれる歯です。生後5～6ヶ月ごろから生える子どもが多く、遅くても1歳頃までには生えてきます。その後、前歯から順番に歯が生え、前歯は上下合わせて8本になります。その後、1歳半ごろからは奥歯が生え始めます。乳歯の奥歯は、第1乳臼歯と第2乳臼歯の2種類の歯があり、おおむね2歳頃には一番奥の第2乳臼歯が生えてきます。最終的には、3歳頃までに上下あわせて20本の乳歯が生えてくるということになります。

目安どおりに歯が生えてこなかったら？

歯が生える時期には個人差があります。平均的な時期よりも早く生えてくる子どももいれば、少し遅れて生えてくる子どももいるということです。半年程度のズレであれば様子を見ていても問題ありまぜんが、それ以上の期間が経っても生えてこない場合は先天性欠損や無歯症などが疑われる可能性もあるため、一度歯科医院を受診するとよいでしょう。歯科医院でレントゲンを撮影することで、歯のもととなる「歯胚」がつくられているかも確認ができます。

乳歯を健康に保つには

無事に全ての乳歯が生えそろったとしても、むし歯になってしまうとその後の永久歯の歯並びに影響を及ぼすおそれもあります。また、乳歯が20本すべて生えそろった時点で歯と歯の間に一切隙間がない場合は、永久歯への生え変わりの際に歯が綺麗に並びきらないこともあります。お口の中を健康に保ちむし歯を予防するために食生活への配慮や毎日の丁寧な歯磨きと仕上げ磨き、定期的な歯科医院の受診を心がけるとともに、必要に応じて歯列矯正も検討するようにしましょう。

まとめ

今回は、乳歯の本数や生える時期についてご紹介しました。乳歯がなかなか生えてこない、などご不安なことがございましたら、いつでもお気軽に当院までご相談ください。