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神経がない歯はホワイトニングで白くなる?

2024年4月25日 (木)

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こんにちは。にしだ歯科医院です。

 

歯の構造において、神経は非常に重要な役割を果たしています。この神経が外傷によって死んでしまったりむし歯などにより失われると、歯そのものも変色していきます。ホワイトニングは歯を本来の色よりも白くできる処置ですが、どのような歯でも効果があると歯限りらないのをご存じでしょうか?

 

歯の神経の役割

歯は表面からエナメル質、象牙質、歯髄の3層から成り立っています。歯髄は歯の神経が入っている管で、神経以外にも血管やリンパ管が通っています。これにより象牙質に栄養を与えたり刺激を痛みとして感じとるなど、様々な役割を果たしているのです。

 

歯の神経が死んでしまうとなぜ変色する?

歯の神経が死んでしまう原因には、外傷やむし歯などが挙げられます。外傷の場合は、歯髄の中で出血が起こることで歯髄内の圧力が高まり、神経が死んでしまいます。むし歯の場合も同様で、歯髄内に細菌が侵入して血流量が増えると歯髄内の圧力が高まって神経にダメージが加わるのです。歯の神経が死んでしまうと、それまで血管を介して届けられていた栄養が象牙質に届かなくなってしまいます。すると、死んでしまった神経や血液中の鉄分、栄養が届かなくなったことにより変性したコラーゲンが象牙質の象牙細管に入り込み、それが変色して黒くなることで歯そのものが灰色に変色するようになります。

 

神経がない歯はホワイトニングで白くなる?

神経が死んでしまっている歯や、既に根管治療で神経を除去している歯は、通常のホワイトニングでは思うような効果を得られないことがあるともいわれています。そのような場合は「ウォーキングブリーチ」と呼ばれる歯の内部に薬剤を入れて白くする方法か、もしくはセラミックなどの被せ物で白くする方法をとります。どの方法が最も適しているかは歯の状態によっても異なるため、まずは歯科医院で相談してみましょう。

 

まとめ

今回は神経がない歯が変色する理由や、神経がない歯でもホワイトニングで白くなるのかについてご紹介しました。当院ではホワイトニングの取り扱いのほか、セラミック治療にも対応しております。歯の色が気になる方は、お気軽にご相談ください。

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